ブルーノトースターのタイマー(タイマースイッチ)が壊れました。
タイマーのツマミを右に回して、パンの焼き時間を設定してもタイマーが最後まで回転せず。
気が付くといつまでもトースターはオンのまま。もちろんタイマー時間完了の「チン!」も鳴らず。
パンは真っ黒コゲで煙が部屋に充満。気が付いていなければ大変なことになっていたかも。
みなさんもこのような経験はありませんか? もうトースターは買い替えだな。
ちょっと待ってください !!
トースターのタイマー(タイマースイッチ)の交換修理は実は簡単です。
・タイマースイッチ交換の作業時間・費用
・タイマースイッチの交換手順(各工程を写真付きで詳細に解説)
・タイマースイッチの購入方法
・購入したタイマースイッチの形状が適合しない場合の対応方法
【DIY】ブルーノトースターのタイマー 交換修理は簡単!
使っているのはブルーノのトースターです。これのタイマースイッチが壊れたので交換します。
ブルーノトースターのタイマースイッチ交換の作業時間・費用
ブルーノトースターのタイマースイッチの交換手順
パン焼き網とゴミ受けトレイの取り外し
トースターの蓋を開いてパン焼き網を外し、さらにゴミ受けトレイを取り外します。
すみません。汚い絵ですが、掃除よりも修理を優先しましたので、お許しください。
下の左がパン焼き網、右がゴミ受けトレイ。
トースター裏面ネジの取り外し
トースターをひっくり返すと、トースターの裏面には7個(左右4個+中央3個)のネジがあります。
右2個のネジ。
左2個のネジ。
左2個、右2個のネジを外して底板プレートを取り外します。
次に、中央3個のネジを取り外します。
トースター本体上面ネジの取り外し
次にトースターの上下を元に戻し、トースター本体上面の左2個、右2個のネジを取り外します。
トースター内基板の取り外し
上のようにネジを取り外すと、下ヒータを取り付けた内基板を持ち上げて取り外せます。
タイマースイッチの取り外し
タイマースイッチは本体部の筐体にネジで固定されています。
タイマースイッチを取り外すためにツマミを引き抜きます。ツマミはしっかりつかんで手前に引けば取り外せます。
タイマースイッチを固定する上下2個のネジを外せば、このようにタイマースイッチを取り外せます。
なお、タイマースイッチの接続端子に接続されている2個のコネクターの内、写真左側のコネクターは黒くなっています。これは、ここで発熱が起こり、コネクターが熱で焼けたことが考えられます。
実際のところ、写真左側のタイマースイッチの接続端子とコネクターとの接続状態は、コネクターを手で引っ張れば簡単に抜けるほどユルユル状態でした。
タイマースイッチからのコネクターの取り外し
次にコネクターをタイマースイッチの接続端子から取り外します。コネクターの金属部分を指で掴んで引っ張れば簡単に抜けると思います。注意:この際、コネクターの導線部分を引っ張らないように!
もし、コネクターが抜けなければ、先端のとがった道具(ドライバーセットに通常付属してもの)をコネクターの丸まった部分に挿し込み、丸まった部分を広げるといいです。
タイマースイッチを発注
交換対象のタイマースイッチの番号を確認し、楽天市場やAmazonなどでタイマースイッチを発注します。
発注したのは「uxcell タイムコントローラータイマースイッチ 交換タイマー オーブンクッカー用 丸シャフト(0-30M)」 楽天市場
タイマースイッチが到着
タイマースイッチが到着しました。
発注時には、中国から取り寄せになるので、1か月程度かかるとのことでしたが19日で到着しました。
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左が購入したタイマースイッチ、右が交換対象のタイマースイッチです。
2つとも上の段の品番らしき番号は同じです。30とういう数字は30分のタイマーという意味だろうと思います。
下の段は製造年月日でしょうか。
問題発生
ところが、問題発生!
到着したタイマースイッチをよく見たら、ええっ~ ⁈
交換対象のタイマースイッチのシャフト(ツマミを取り付けるところ)は、丸シャフトではなくハーフカットです。
一方、購入したタイマースイッチのシャフトは丸シャフト。
これでは丸シャフトのタイマースイッチにハーフカットのタイマースイッチで使われていたツマミを取り付けられません。
なお、発注時には、30分タイマーのハーフカットのシャフトのものはなかったように思います。
そこで、ツマミのシャフト取り付け部分のハーフカット用の突起(円筒部分の内側への突起)をヤスリで削り落とし、ほぼ円筒形にしました。
さらに、丸シャフトの回転止め用のピンに合わせて、ツマミのシャフト取り付け部分に、カッターでV字形の切り込みを入れました。
これでツマミは取り付け可能です。一安心。
ツマミの加工には30分ほどかかりました。
使ったヤスリは自宅にあった円形棒状のものです。
タイマースイッチとコネクターとの接続
コネクターをタイマースイッチの接続端子に接続します。この際、コネクターの金属部分を指で掴んでタイマースイッチの接続端子に押し込みます。
コネクターとタイマースイッチの接続端子との接続状態が緩ければ、コネクタの丸まった部分を、写真のように、ペンチで挟んで圧し潰すように締め付けます。これで大丈夫。
後は、タイマースイッチを取り外した手順と逆の手順で、トースターを元の状態に組み立てます。
つまり、タイマースイッチのネジ固定→トースター内基板のネジ固定→トースター裏面の7個(左右4個+中央3個)のネジ固定(底板プレートの固定)→パン焼き網とゴミ受けトレイの取り付け、です。
以上でトースターのタイマースイッチの交換修理は完了です。
つまみが空回りし出しだしたとき
「問題発生」のところで説明したように、ツマミにはカッターでV字形の切り込みを入れました。
このため、つまみは緩(ゆる)んで空回りし出しだすことがあります。
この場合には、つまみをトースター側へ押し込めば簡単に治ります。
この際、つまみを押し込む手と反対側の手でトースターの背面を押さえておけば、つまみを容易に押し込めます。
まとめ
タイマースイッチ交換の作業時間はツマミの加工も含めて1時間ほどです。費用も1,000円弱のタイマースイッチを購入するだけなので安いですよね。
タイマースイッチ交換修理後、トースターは問題なく動作しています。これで、とりあえずはトースターの買い替えは免(まぬが)れました。
今回のタイマースイッチの交換修理はブルーノのトースターで行いましたが、この方法は、他のメーカーのトースターでも利用できると思います。
タイマースイッチが壊れたトースターをお持ちの方、やってみてください。
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